【ICGレポートVOL.979】 米利下げは何回行われる? 18/01/2026
- ICGレポート

- 1月18日
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2025年12月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.7%上昇し、前月比では0.3%の上昇となった。コア指数は前年同月比2.6%上昇し、前月比では0.2%上昇だった。2025年通年でも3%を超したことはなかった。米インフレ率はトランプ関税の悪影響をどうやら払拭出来ているようだ。
次なる問題は雇用である。直近の12月の米失業率は前年同月比4.4%で11月の同4.5%から若干低下したものの、年初1月の4.0%からは上昇している。さらに非農業部門雇用者数を見てみると、2025年10月は前月比-17.3万人。11月は同5.6万人、12月は同5.0万人。この数字は3年前の2023年1月の同44.4万人から激減している。この減少の理由はコロナ後の雇用回復が一服したことに加えて、各企業へのAIの浸透による人員削減も影響している。今後、マグニフィセントセブンを中心に大企業による大型AI投資が継続する中、雇用状況はより不安定になる。
そういう意味では、雇用の悪化が米経済に影を落とすことも考えられる。その場合は、マーケットが予想している今年1-2回の利下げを前倒しで行い、利下げ回数も増える可能性がある。利下げの回数が増加することによって日本とアメリカの金利差はドラマチックに縮小する。為替市場ではドル高・円安のポジションが多数を占めるが、米景気の動向次第では大幅なドル安・円高も視野に入れておく必要がある。
本レポートは十分に注意深く編集していますが、完全に誤り がないことを保障するものではありません。本レポートはあくまで投資決定上のひとつの材料とお考えください。





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