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【ICGレポートVOL.829】 ハマスの資金調達方法 16/10/2023

  • 執筆者の写真: ICGレポート
    ICGレポート
  • 2023年10月16日
  • 読了時間: 2分

10月7日、イスラム過激組織のハマスは、実効支配をしているイスラエル内のガザ地区からイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けた。諜報活動では世界的に精度を誇るアメリカのCIAやイスラエルのモサド(或いはシン・ベト、アマン)をもってしても今回の奇襲攻撃を未然に察知出来なかった事で大量の犠牲者を出してしまった。

これだけの西側諸国から武器が提供されたウクライナから裏ルートでハマスに武器が渡ったとも、ロシアの武器商品がハマスに武器提供されたとも言われているが、イランの後ろ盾の匂いも排除できない。しかしながら経済封鎖や金融封鎖下でハマスはどのようにこれらの武器を調達しているのだろうか? 


仮想通貨分析会社エリプティックによるとハマス、パレスチナの「イスラム聖戦(PIJ)」に関連のあるウォレット(口座)に2021年8月から2023年6月までの間に9300万ドルの仮想通貨が流入している事が明らかになった。またイスラエルのテルアビブに本社がある仮想通貨分析・ソフトウェア会社ビットオーケーによると関連ウォレットに4100万ドルの資金が流入していた。


またハマスは今回のイスラエル奇襲攻撃で人質や襲撃地域の住民からはクレジットカードを大量に入手し、資金を調達している模様。これまで仮想通貨取引はその秘匿性が重宝にされてきたが、今後は各国当局の仮想通貨取引の運営にも影響を与えそう。



本レポートは十分に注意深く編集していますが、完全に誤りがないことを保障するものではありません。本レポートはあくまで投資決定上のひとつの材料とお考えください。



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