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【ICGレポートVOL.875】 生成AIバブルが再スタートへ、そして・・・。 19/06/2024

  • 執筆者の写真: ICGレポート
    ICGレポート
  • 2024年6月19日
  • 読了時間: 2分

大手IT企業でAI関連企業を称して「マグニフィセント7(アップル、アマゾン、アルファベット、メタ、マイクロソフト、エヌビディア、テスラ)」が今年の春先まで米株式市場をけん引した。年初から今年3月末までにS&P500指数は10%超上昇したが、テスラ、アップル、アルファベットの3社はこの上昇率に届かなかった。それ以外のエヌビディア、メタ、アマゾン、マイクロソフトはS&P500の上昇率をアウトパフォームすることによって「ファビュラス4」と呼ばれるようになった。つまり「偉大な7社」が「素晴らしい4社」に進化した。


しかしながら米インフレ率は順調に低下してきたものの、3%台に留まり米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%前後までに低下するには時間を要するために再度、債券利回りが上昇していた。しかし流れが変わったのは5月22日エヌビディアが好決算を発表してからである。


同社の株価は、6月18日にマイクロソフト社の株式時価総額を抜いて世界一の3兆3,380億ドルに達した。エヌビディアは、生成AIのど真ん中の主役銘柄であるため、今後他の大手AI関連企業にも弾みが付くことは間違いない。つまり「ファビュラス4」から「マグニフィセント7」の復活、そして米株式市場全体の活性化への期待が高まる。


米株式市場の活性化は、他市場へ好影響を及ぼす。特にドル高・現地通貨安に苦しめられていた新興国の株式市場にも資金が流れ込むのではないだろうか。たった1社の株価であるが、それがメジャープレイヤーとなれば、米市場のみならず他の市場も大相場となる可能性を秘める。



本レポートは十分に注意深く編集していますが、完全に誤り がないことを保障するものではありません。本レポートはあくまで投資決定上のひとつの材料とお考えください。



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