【ICGレポートVOL.901】 ゴールドマンが米株式、強気に転換 24/11/2024
- ICGレポート

- 2024年11月24日
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10月中旬の米ゴールドマンサックス社のレポートによると、S&P500種の上昇相場が転換点を迎えていることを示唆する記述があった。今後10年で名目の年率リターンは3%に留まる見込みとしていた。同レポートでは投資家に対して、「今後10年の株式リターンが、典型的なパフォーマンス分布の下限付近になることを覚悟しておくべきだ」と忠告している。
ちなみにS&P500種の過去10年の平均パフォーマンスは13%、長期的なパフォーマンスは年率11%となっている。
しかしながらわずか1か月後の同社の11月中旬のレポートによると予測は、強気に転換していた。同社の米株チーフストラテジストのデービッド・コスティン氏は、2025年末のS&P500種の目標値を6500ドルに引き上げている。10月の弱気レポートには同氏の名前も刻まれている。現時点の水準から約10%の上昇を予測していることになる。
同氏は続けて「基本的なマクロ経済見通しでは、経済と収益は成長を続け、債券利回りは現在の水準を維持する」とした。つまり心配されていた米個人消費が堅調で、雇用が緩むことがあってもリセッション入りはない、巷で言われているソフトランディング、或いはノーランディングに成功すると見ているためだ。キャッシュポジションを高めている大物投資家とは真逆の見通し。1年後には結果が分かることになる。
本レポートは十分に注意深く編集していますが、完全に誤り がないことを保障するものではありません。本レポートはあくまで投資決定上のひとつの材料とお考えください。





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