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【ICGレポートVOL.902】 スイスフランではなく日本円に資金集中!? 30/11/2024

  • 執筆者の写真: ICGレポート
    ICGレポート
  • 2024年11月30日
  • 読了時間: 1分

東京都の11月の消費者物価指数(CPI)が事前予想の2.1%を上回り、2.2%となりインフレ率の再上昇懸念が高まったことから、11月29日のドル円相場は1ドル=149円台に下落した。東京都のインフレ率は日本全国のインフレ率の先行指標として注目されていた。日本の現在の政策金利は0.25%だが、12月18日と19日の日銀政策決定会合では0.25%の利上げが織り込まれ0.5%が予想されている。


一方、「もうひとつの安全通貨 」と言われるスイスフラン(CHF)は、スイス中央銀行(SNB)が8月に金利を0.25%引き下げて1.0%とし、スイスの景気後退によるデフレ圧力にさらされている。スイスの10月のインフレ率は前年同月比0.6%と低く、スイス当局は将来的にマイナス金利の導入も検討しており、目先は利上げではなく利下げ方向に舵を切らざるを得ない。


従って当面は米ドルに売り材料が出てきても、資金は対ドルではスイスフランに向かわず日本円に人気が集中しそうだ。 為替の当面のターゲットは前回のドル円の安値1ドル=140円62銭あたりになるのかもしれない。 



本レポートは十分に注意深く編集していますが、完全に誤り がないことを保障するものではありません。本レポートはあくまで投資決定上のひとつの材料とお考えください。



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