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【ICGレポートVOL.903】 大きく変わる北欧:スウェーデンとフィンランド 01/12/2024

  • 執筆者の写真: ICGレポート
    ICGレポート
  • 2024年12月1日
  • 読了時間: 2分

ロシアのウクライナ侵攻は欧州圏に大きな変化を齎した。ロシアの脅威に備えてこれまで「中立」の立場を堅持していたフィンランドは2023年に北大西洋条約機構(NATO)に加盟が決定した。

ロシアと国境を接しているフィンランドはこれまでロシアに配慮する形で加盟を見送っていたが、強引なウクライナ侵攻を目の当たりにして加盟を決断した。同じ北欧のスウェーデンも200年以上に渡って中立の立場を維持していたが、フィンランド同様に決断し2024年3月、NATOに加盟した。


これら2か国は早速、有事に備えて国民に注意喚起を行っている。まずフィンランドはデジタル冊子を発行し、停電や断水、通信障害などへの対処法を掲載した。冬場は氷点下20度まで気温が下がることもあり、停電は国民の命を危険に晒す。そして国民には予備電源装置の確保も求めている。


またスウェーデンは国民に対して食料や医薬品の備蓄を求めるパンフレットの配布を開始した。パンフレットには空襲時の避難方法や防空壕の見つけ方、負傷の際の止血法等、有事に直面した時のサバイバル法が紹介されている。他の北欧諸国であるノルウェーやデンマークは既に2022年に加盟を決めており、足並みを揃えた北欧諸国がいよいよ臨戦態勢に入ったようだ。



本レポートは十分に注意深く編集していますが、完全に誤り がないことを保障するものではありません。本レポートはあくまで投資決定上のひとつの材料とお考えください。



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