【ICGレポートVOL.908】 アメリカ株は来年も強気相場!? 26/12/2024
- ICGレポート

- 2024年12月26日
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12月24日現在、米国の株価指数S&P500種は年初来26.6%の上昇となった。2022年の24.2%の上昇に続き好調を持続した。株式市場は、当初2024年の利下げを5-6回と予想していたが、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ時期が後にずれ込んだり、利下げのペースが鈍化した為、今年は3回の利下げに留まり、利下げ幅も1%のみとなった。
来年は2回の利下げが予想されており、政策金利は4.0%に下がると見込まれている。利下げは株式にとって好材料であることは間違いないが、米経済が好調であるが故に、悪材料も顕在化している。ドル高による新興国の債務状況の悪化、新興国の通貨安によるインフレ、また新興国の通貨防衛の為の『利上げ』による景気後退の恐れもある。トランプ新大統領の政策も気になるところであるが、こればかりは現時点では予想が難しい。しかしながらそれでも米機関投資家は株式に対して強気姿勢を崩していない。
2025年末時点のS&P500指数は次のように予想されている。
大手金融機関のウェルズファーゴは7007ドル、ドイツ銀行は7000ドル、バンクオブアメリカは6666ドル、バークレイズ銀行は6600ドル、モルガンスタンレーは6500ドル、ゴールドマンサックスは6500ドル、スイスの大手金融機関のUBSも6400ドルと予想する。
ただ一つ言えることは、大手の金融機関と言えどもなかなか相場の行方を当てるのは非常に難しいということだ。
本レポートは十分に注意深く編集していますが、完全に誤り がないことを保障するものではありません。本レポートはあくまで投資決定上のひとつの材料とお考えください。





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