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【ICGレポートVOL.922】 アメリカに追い付く中国大手IT企業株 23/02/2025

  • 執筆者の写真: ICGレポート
    ICGレポート
  • 2月23日
  • 読了時間: 2分

中国の大手IT企業のアリババ、テンセント、百度といったあたりが人気化している。これらの株式はバリューの観点から見ると面白い。2025年の予想株価収益率(PER)で見ると、これら3社はそれぞれ順に18倍、26倍、10倍である。アメリカのマイクロソフト32倍、アマゾン38倍、アップル38倍と比較すると中国IT大手企業に割安感はある。

DeepSeekが出現して以来、同社AI向け半導体が米大手NVIDIAの10分の1程度で生産可能であることが周知された。


AI向け半導体を使用する企業は、必ずしもNVIDIA製の半導体を使用する必要がなくなった。また同業他社の中にもAI向け半導体の低開発コストでの生産を目指すはずである。

そうなると次に起こるのは、米大手IT企業群の株主による「莫大な設備投資を抑制せよ」と株主の大合唱である。ひいてはこれまでの収益予想が下方修正される可能性も。


従って米大手IT企業群の株価は、もたつくはずである。その間に中国の半導体関連株がバリューで米企業群に追い付いてくる可能性も高まるはずだ。これまで割安に放置されてきた中国の大手IT企業も、既に株価水準の訂正が始まっているのかもしれない。



本レポートは十分に注意深く編集していますが、完全に誤り がないことを保障するものではありません。本レポートはあくまで投資決定上のひとつの材料とお考えください。



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