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【ICGレポートVOL.955】 中国景気減速で香港から資金引き上げか? 11/09/2025

  • 執筆者の写真: ICGレポート
    ICGレポート
  • 9月11日
  • 読了時間: 1分

中国の8月の輸出伸び率は、前年同月比4.4%増となり、7月の7.2%増から減速した。米国の高関税によるものと見られている。特に中国の対米輸出は7月の21.6%減から8月には33.2%減へと悪化した。バンクオブチャイナの見通しでは、9月の輸出増加率は2-3%程度にさらに減速すると予想されている。


一方、輸入は7月の4.1%増から8月は1.3%増に鈍化した。中国国内の内需が不足しているものと思われる。少々気になるのが中国本土投資家の動向である。8月28日、中国本土の投資家による香港株の売越額が204億香港ドルと過去最大規模に膨らんだ。急速な株価の値上がりを背景に本土勢が資金を香港から戻しつつある兆しだと言われている。


その後も香港株の代表的な指数であるハンセン指数は堅調に推移しているものの、今後の中国本土の景気不振、或いは不動産不況の影響で更なる売りが出てくるのか。売り越した資金は家計の穴埋めに使われる。年末までの中国景気に注目したい。



本レポートは十分に注意深く編集していますが、完全に誤り がないことを保障するものではありません。本レポートはあくまで投資決定上のひとつの材料とお考えください。


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