

【ICGレポートVOL.1008】 ハイパースケーラー株はもう一段安かも 27/07/2026
先進各国の企業が積極的に導入している人口知能(AI)は大量のデータセンターを必要とする。現在、世界では1万1000カ所以上が稼働し、2030年までに容量は倍増すると予測されている。人工知能(AI)専用の容量は、この18ヶ月で3倍に増加した。しかしながらデータセンターを稼働には、多大なエネルギー消費が必要となる。 スイス系金融機関の試算によると、2030年までに7兆米ドルの投資を呼び込み、年間電力消費量は日本を上回るようになる。そして1年における水の使用量はニューヨーク市と同量になると予想されている。従ってAIの次の成長段階は、データセンターを稼働させるのに、如何に資源を確保出来るかが重要になってくる。 株式市場では、米ハイパースケーラーに対する投資家の警戒感は高まっており、巨額の設備投資計画、資金調達モデルの持続可能性、中国のAI開発者との競争激化といった点について疑問が呈されている。 コンサルティング会社のマッキンゼーと国際エネルギー機関(IEA)によると、2030年までに世界のデータセンターの電力消費量は、日本の消費量を上回り、世界の電力需要


【ICGレポートVOL.1007】 人工知能(AI)に職を奪われる不安感 26/07/2026
株式市場ではAI&半導体関連の株価が急落中。代表的な企業のキオクシア社の株価は、終値ベースで108,700円の高値から7月24日の終値56,010円まで48.5%下落した。東京エレクトロン社は7月1日の終値ベースの高値78800円から7月24日の終値62660円まで20.5%下落、ディスコ社は7月1日の同84520円から7月24日の同60890円と28.0%の下落となっている。 当面、AI&半導体関連株の調整は免れない。これまでマーケットはAI&半導体の将来性を買う形で急上昇してきた為、ここでの調整はむしろ健全とさえ見受けられる。 さて、人口知能(AI)の開発・発展が進行すれば人的労働力は必要なくなると言われて久しいが実際、現場の労働者はどのように捕えているのだろうか?このあたりは国別でも優位性のある産業や生活習慣、文化的差異によっても違ってくるのかもしれない。英系人材紹介業のロバートウォルターズ社の調査によると、シンガポールでは89%、香港では91%が業務でAIを利用しているが、その影響を肯定的に見る割合はそれぞれ67%と66%に留まっている。


【ICGレポートVOL.1006】 日本経済‐円安よりも中国経済 26/07/2026
日本のインフレ率は直近の3カ月だけを見てみると、4月+1.4%、5月+1.5%、6月1+1.7%と落ち着いているように見える。一般の国民からしてみると、統計が間違っているのではないか?といった感覚である。スーパーに出かけてみると、先月よりもキャベツの価格が30%上昇していたり、豆腐の価格が40%値上がりしていたり、ウナギの値段が2倍になっていたりする。その事実を顧みずに粛々と1%台のインフレ率を公表されても日本国民が納得できないのも理解できる。 コロナ後のサプライチェーンの混乱、イラン戦争による原油価格の高騰、円安による輸入インフレ等。日本経済を取り巻く環境は、インフレ要因に囲まれており非常に厳しい。それでもなんとか日本の2025年の経済成長率は、2026年もプラスを維持すると予測されている。しかし現在の予測は今や日本経済に大きな影響を及ぼす中国の景気減速を織り込んでいない。中国の2026年Q2の中国のGDPは前年同期+4.3%増となり、26年第1四半期の5.0%から0.7ポイント低下した。この減速は、不動産セクターで進行中の大幅な価格下落、消極









