【ICGレポートVOL.1003】 中国人民元が存在感を発揮 27/06/2026
- ICGレポート

- 1 日前
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2025年の国際決済銀行(BIS)の世界外国為替市場調査レポートによると、世界の外国為替市場における取引額シェア(決済通貨シェア)は、依然としてアメリカが1位で全取引の約89.2%で、2位はユーロの28.9%全体の取引は2通貨ペアで行われるため総計200%で算出)3位は日本円の16.8%、4位は英国ポンドの10.2%と続いている。しかしながら中国人民元が8.5%と5位に踊り出ている。(全体の取引は2通貨ペアで行われるため総計200%で算出されている。)中国人民元はロシアとの貿易(原油・天然ガス含む)面で人民元決済を行っており、アフリカや南米諸国とも人民元決済を拡大させている。
イラン戦争においてアメリカ側とイラン側でホルムズ海峡の封鎖解除に向けて、一つの懸案事項として取り上げられていたのが、イランが自国の原油を諸外国に販売・輸出する際に決済通貨を米ドルで行うのか?或いは人民元で行うのか?といった問題が浮上していた。
アメリカとしては昨今のゴールド価格高(ドル安を誘発)は面白くなかった上、中国が米国債を売却して、ゴールドを買い進めているのは、人民元通貨を米ドルに代わる国際通貨としての価値を高めたいという狙いからである。代替通貨として世界で利用されているゴールドを貯め込んで人民元の価値をバックアップし、かつ人民元決済に参加してもらえる国家を仲間に引き入れたい思惑もありそうだ。
しかしイランは欧米の制裁措置で原油輸出に厳しい制限が科されていたが、米ドル決済を条件として輸出が解禁されたようだ。アメリカはベネズエラを中国陣営から引き離し、米ドル決済のシェア奪還に道筋を付けた。少なからずこのところの円安・ドル高にも影響が与えられている。
本レポートは十分に注意深く編集していますが、完全に誤り がないことを保障するものではありません。本レポートはあくまで投資決定上のひとつの材料とお考えください。




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