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【ICGレポートVOL.958】 やはりバブル相場(?)は続く! 28/09/2025

  • 執筆者の写真: ICGレポート
    ICGレポート
  • 9月28日
  • 読了時間: 2分

高値圏で推移するNY株に対して、現在の相場水準を「バブルである、バブルでない」との論争がある。両方の言い分を聞いていると、共になるほどな、と思う。

現在のところアメリカ経済は堅調で、個人消費も好調。唯一、労働市場が軟調になっているところが懸念材料であるものの、大きく崩れる感じはしない。しかしそういう時こそ、ネガティブな意見を頭に置いておいた方がいいのかもしれない。


2015年の「フラッシュ・クラッシュ(瞬時の急落場面)」で1日に10億ドルの利益を出したヘッジファンド・マネジャーンのマーク・スピッツナーゲル氏は、ウォール街の現状を大暴落が起きた1929年と似ていると考えていることである。そして彼が運用するヘッジファンド、ユニバーサ・インベストメンツは、リーマン・ブラザーズ破綻時や、新型コロナウイルス流行を受けた市場の急落時にも大きな利益を上げている。


スピッツナーゲル氏が『1929年以降で最悪な暴落になる恐れがある』と考えている訳は、米連邦政府が繰り返し市場と経済の救済に乗り出していることである。米債務は際限なく拡大している。いずれドルが急落し、世界の基軸通貨の役割を終える時が来るのかもしれない。

しかし面白いことに同氏は、今後米FRBの利下げが継続し、暴落前にS&P500種指数は8000ポイントに達すると予想している点である。現在よりもまだ20%も高い水準である。



本レポートは十分に注意深く編集していますが、完全に誤り がないことを保障するものではありません。本レポートはあくまで投資決定上のひとつの材料とお考えください。


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